博多帯とは・・・

朝夕の冷え込みが秋の深まりを感じる今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
いつもかずのスタッフブログをご覧いただきありがとうございます。
本日は、来月の24日(木)から28日(月)の5日間で開催いたします「千尽展(せんじんてん)」で
出品されます ”博多帯”について少しご説明したいと思います。

 

博多帯とは、鎌倉時代 南宋の明州に渡った聖一国師(しょういちこくし)と満田弥三右衛門
(みったやざえもん)が考案したとされる織物技法でこの技法に改良工夫をこらして琥珀織のように地厚く
浮線紋もあり、柳条もあるという「覇家台織(はかたおり)」を作り出しました。

 

 

そして江戸時代、慶長5年 筑前を領有する黒田長政が幕府への献上品として博多織を献上したことにより、
博多の地名とともに 博多献上帯として広く知られるようになりました。献上帯の柄は、仏具の独鈷(どっこ)
華皿(はなさら)と縞を主にモチーフとされていて、縞にはデザインを施し、両子持、中子持とし、線の
太さにより、親と子に見立てて「子孫繁栄」「家内安全」の願いを込めています。

 

独鈷・華皿・縞を用いた献上柄は、それぞれ織屋ごとに独自の意匠デザインで研を競っています。
また 経糸(たていと)の密度を多く、細い撚糸を合わせて太い緯糸(よこいと)にした緯糸を打ち込んで
表面に横畝状(よこうねじょう)を表す平織の帯地も特徴の一つです。

 

ちょっと専門用語などが多いので難しいですね・・・
ですが!!こういうお話しを分かりやすく 切り絵の紙芝居で説明してもらえるのが、今回 協賛 してくださいます
創業 文久元年(1861年)織屋にしむら さんです。 博多織の魅力やきもの文化のことなど、お勉強にも
なりますし、きっと楽しんでいただけると思いますので、興味のある方は、期間中ぜひぜひお来店お待ちして
おります。

 

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