伊藤 若冲

今年、伊藤若冲生誕300年記念で若冲展が開催されますが、東京では、1ヶ月余りの間に
来場44万6000人の入場者数があったそうです。
若冲は忘れ去られた江戸中期の異端の絵師に過ぎなかったのですが、最近になって爆発的ブームに
なっているのが写実が現代のパソコン文化にフィットしたからではないかと言われているんだとか・・・

 

パソコン上でも拡大鑑賞に耐えうる超緻密な画風、丁寧に動植物を観察し微細な所まで手を抜かずに
描かれた作品は圧巻です。
また19世紀終わり頃のフランス印象派や象徴派と共通する感性がある画風、またオタク的な強い探究心
とユーモア精神が混ざり合った感性にどことなくホッとする不思議な作風が醸し出されてるように思える
そうです。

 

また その技は、他の作品よりも群を抜くような細かさ。 それは高性能カメラで画像分析を行ったところ
下絵として書いた輪郭線が存在しなく、書き込まれた線の巾は0.2mmほどで、1ヶ所のミスも書き直しも
見当たらなく、一定のリズムできれいに線が描かれ、よほどの精神力、根気強さがないと、こういう描き方は
出来ないとの事。また色彩に関しては、何層にも塗り重ねて独特の色彩の一体感が生まれているのだそうです。

 

そういう事を考えれば、日本だけでなく世界を代表する絵師だと言う事は断言できますよね。
私達も11月に京都若冲展を見に行ってきます♪皆さんも是非ともお出掛けしてみては・・・♪
 

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